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WikiTone 詳細マニュアル

WikiToneは、kintoneアプリをページツリー+リッチエディタ付きのドキュメント/Wikiビューにするプラグインです。1レコード=1ページとして本文をMarkdown形式で保存し、記法の即時変換エディタ・全ページ横断の本文検索・ページ間リンク・画像貼り付けに対応します。このマニュアルでは、設定項目のリファレンスと、動作仕様・制限事項・トラブルシューティングを説明します。

機能紹介・画面イメージ・導入手順はプラグイン紹介ページを、ダウンロードはダウンロードページをご覧ください。このマニュアルはMarkdown版でも提供しており、全プラグインのメタ情報と設定スキーマは機械可読なcatalog.jsonから取得できます。

基本情報

プラグインIDwiki
対象バージョンv1.0.0(配布中の最新版)
カテゴリ表示・見やすさ
説明アプリをページツリーとMarkdownエディタ付きのドキュメント/Wikiビューにします。

動作条件

対応環境kintone スタンダードコース(デスクトップ版UI)。最新版の Chrome / Edge / Safari / Firefox に対応。
動作画面レコード一覧のカスタマイズビュー。指定したビューを開くとWiki画面が表示されます。
必要なフィールド文字列(1行)×2(タイトル・親ページ)、文字列(複数行)×1(本文)、数値×1(並び順)、任意で添付ファイル×1(画像)。この構成を揃えたアプリテンプレート(wikitone-app-template.zip)を配布しています。
必要な権限閲覧はレコード閲覧権限。ページの作成・編集・削除にはそれぞれレコードの追加・編集・削除権限が必要です。

設定項目リファレンス

プラグイン設定の全項目です。「項目」は設定データ(エクスポートファイルの config)のキーを表し、[] は配列の要素を意味します。設定画面での入力項目と1対1に対応します。この構造の正式な定義はJSON Schema(catalog.json の configSchema)として公開しています。

項目型必須説明・制約
targetView文字列必須対象ビューのID
Wikiを表示するカスタマイズビューのビューID(数値文字列)。ビュー名ではない。
1文字以上
titleField文字列必須タイトルフィールド
ページタイトルを保持する文字列(1行)フィールドのフィールドコード。
1文字以上 / 対応フィールド型: SINGLE_LINE_TEXT
bodyField文字列必須本文フィールド
Markdown本文を保持する文字列(複数行)フィールドのフィールドコード。
1文字以上 / 対応フィールド型: MULTI_LINE_TEXT
parentField文字列必須親ページフィールド
親ページのレコード番号を保持する文字列(1行)フィールドのフィールドコード。空値ならルートページ。
1文字以上 / 対応フィールド型: SINGLE_LINE_TEXT
orderField文字列必須並び順フィールド
同一階層内での表示順を保持する数値フィールドのフィールドコード。
1文字以上 / 対応フィールド型: NUMBER
imagesField文字列任意画像フィールド(任意)
ページに挿入した画像の保存先となる添付ファイルフィールドのフィールドコード。未設定の場合、画像の挿入(貼り付け・ドロップ)は使えない。
対応フィールド型: FILE

設定のポイント

  • targetView にはWikiとして表示するカスタマイズビューを指定します。ビューのHTMLは空でよく、「ページネーションを表示する」はオフを推奨します。
  • 親ページ(parentField)と並び順(orderField)はプラグインが自動で管理します。レコードを直接編集して値を変更しないでください(ツリー表示が乱れる原因になります)。
  • 画像フィールド(imagesField)は任意です。未設定の場合、画像の貼り付け・ドロップ・挿入は使えません(外部URLの画像表示は可能です)。
  • 配布中のアプリテンプレートからアプリを作成すると、必要なフィールドとビューが揃った状態で始められます(テンプレートにプラグインの設定は含まれないため、プラグインの追加と設定は作成後に行ってください)。

動作仕様

  • 1レコード=1ページです。本文はMarkdown形式のテキストとして本文フィールドに保存され、閲覧時に整形表示されます(HTML記法は無効化されます)。
  • エディタは「# 見出し」「- リスト」「**太字**」「- [ ] チェック」などの記法を入力した瞬間に変換します。ツールバー・表のGUI編集・行のドラッグ移動・Cmd(Ctrl)+S保存に対応します。
  • ページ名を二重かっこで囲むとページ間リンクになります。未作成のページ名はクリックで作成を提案します。
  • チェックリストは閲覧画面のままクリックで完了/未完了を切り替えられ、即座にレコードへ保存されます。他のユーザーの更新と競合した場合は警告して最新の内容を読み込みます。
  • 本文検索は検索実行時に全ページのタイトルと本文を取得し、ブラウザ内で照合します(スペース区切りのAND検索・Markdown記法を除いたテキストに対して検索・ヒット箇所をハイライト表示)。
  • 画像は貼り付け・ドラッグ&ドロップ・ツールバーから挿入でき、添付ファイルフィールドに保存されます。本文から参照されなくなった画像は、ページ保存時に添付ファイルからも削除されます。
  • 権限はアプリ単位の近似で判定します(編集・削除は代表1レコードの評価、追加は標準ツールバーの表示状態を利用)。権限のない操作のボタンは表示されず、実際の操作はkintone側でアクセス権どおりに制御されます。
  • ブラウザの戻る/進むでWiki内のページ移動を辿れます。未保存の編集がある状態での移動・画面遷移時は確認を表示します。

制限事項・既知の仕様

  • モバイルアプリの画面では動作しません(デスクトップ版UIのみ)。
  • リアルタイム共同編集には対応していません。保存時に他のユーザーの更新との競合を検知して警告します。
  • 画像の実体は挿入したページの添付ファイルフィールドにのみ保存されます。画像の記法を他のページへコピーした場合、元のページで画像を削除するとコピー先でも表示できなくなります。
  • レコード単位の条件付きアクセス権はボタンの表示判定には反映されません(操作自体はkintone側で権限どおりに拒否されます)。
  • コードブロック(```)内のページリンク記法は変換されませんが、インラインコード内の記法は変換されます。~~~形式のコードフェンスには対応していません。
  • 数千ページ規模での性能は検証していません(ビューを開いたときに全ページのタイトルを、本文検索の実行時に全ページの本文を取得します)。

設定のインポート / エクスポート

プラグイン設定画面の上部にある「設定のインポート / エクスポート」から、現在の設定をJSONファイルとして書き出し(エクスポート)、別のアプリで読み込み(インポート)できます。検証用アプリから本番アプリへの設定コピーや、バックアップ・復元にご利用ください。

  • インポートは取り込む内容の差分を確認してから「設定画面に反映」し、最後に「保存」を押して確定します(反映しただけでは保存されません)。
  • 読み込んだファイルはブラウザ内で処理され、KINTAUROSのサーバーには送信されません。
  • 別のアプリの設定を取り込んだ場合、このアプリに存在しないフィールドは警告として一覧表示されるので、反映後に該当箇所を選び直してください。

エクスポートファイルは次の形式(封筒形式)です。config の中身が設定本体で、その構造は上の設定項目リファレンスのとおりです。

{
  "kintauros": "config/v1",
  "plugin": "<プラグインID>",
  "pluginName": "<プラグイン名>",
  "pluginVersion": "<バージョン>",
  "exportedAt": "<書き出し日時(ISO 8601)>",
  "sourceApp": "<書き出し元アプリID>",
  "config": { ... 設定本体 ... }
}

AIエージェント向け: ブラウザコンソールAPI

各プラグインは共通ランタイム window.KINTAUROS を搭載しており、ブラウザの開発者コンソールから設定の読み取り・検証・保存ができます。設定の保存(save: true)はkintoneの制約上、プラグイン設定画面でのみ成功します。

KINTAUROS.config.plugins()                   // このページのKINTAUROSプラグインID一覧
KINTAUROS.config.describeAll()               // 同居プラグインすべての設定サマリ
KINTAUROS.config.of('<プラグインID>').schema()    // 設定のJSON Schema
KINTAUROS.config.of('<プラグインID>').export()    // 現在の設定(封筒つき)
KINTAUROS.config.of('<プラグインID>').validate(x) // 保存せず検証
KINTAUROS.config.of('<プラグインID>').diff(x)     // 現在の設定との差分
await KINTAUROS.config.of('<プラグインID>').import(x, { save: true }) // 検証して保存(設定画面のみ)

登録が1件だけのページでは of(...) を省略できます(例: KINTAUROS.config.export())。

トラブルシューティング

ビューを開いてもWikiが表示されない
アプリ設定 > プラグイン からWikiToneの設定画面を開き、対象のカスタマイズビューと各フィールドを設定して保存し、「アプリを更新」してください。表示されるのは設定で指定したビューだけです。
E001: 設定されたフィールドが見つかりません
設定後にフィールドが削除・変更された状態です。プラグイン設定画面を開き、タイトル・本文・親ページ・並び順・画像の各フィールドを現在のフォームに合わせて選び直して保存してください。
画像を貼り付けても挿入されない
プラグイン設定で画像フィールド(添付ファイル)が未設定の場合、画像の挿入は使えません。設定画面で添付ファイルフィールドを指定してください。設定済みで失敗する場合は、そのレコード(ページ)の編集権限と添付ファイルフィールドの編集権限を確認してください。
保存時に「他のユーザーがこのページを更新しています」と表示される
編集を始めてから保存するまでの間に、他のユーザーが同じページを更新しています。編集内容を控えてからページを開き直し、最新の内容に反映してください。
ツリーの並べ替え・親の付け替えができない
対象レコードの編集権限が必要です。また、自分自身の子孫ページへの移動はできません。折りたたまれているページの中へ直接ドロップすることもできないため、その場合は移動先ページの「+」からサブページ化するか、移動先を展開してからドロップしてください。

エラーコードと診断情報

WikiToneを含むKINTAUROSプラグインは、エラー発生時にブラウザのコンソールへ統一形式のログを出力します。人間向けの1行に続けて、機械可読なJSON(code / plugin / version / appId / message / doc)を出力し、doc には該当エラーの解説ページのURLが入ります。

[KINTAUROS <プラグインID>@<バージョン>] E001: 設定されたフィールドが見つかりません: ...
{"kintauros":{"code":"E001","plugin":"...","version":"...","appId":"...","message":"...","doc":"https://kintauros.com/docs/errors/E001"}}

各エラーコードの意味と対処はエラーコード一覧を参照してください。また、プラグイン設定画面の「サポート用情報をコピー」から、環境・バージョン・ライセンス状態・直近のエラーを含む診断情報をコピーできます(レコードの内容や個人情報は含まれません)。お問い合わせの際はこの情報を添えてください。

ライセンスについて

  • 初回利用時は、プラグイン設定画面の「利用開始」ボタンから60日間の無料トライアルを開始できます(カード登録不要)。
  • トライアル・契約の期限が切れるとプラグインの動作は停止し、画面に案内が表示されます。料金プランから契約すると同じ設定のまま再開できます。
  • ライセンス確認のための外部通信で送信されるのは、kintoneドメイン名・プラグインID・バージョンのみです。レコードの内容や個人情報が外部に送信されることはありません。
  • ライセンスサーバーに一時的に接続できない場合も、プラグインは一定期間動作を継続する設計です。

サポート

解決しない場合はお問い合わせからご連絡ください。その際、プラグイン設定画面の「サポート用情報をコピー」でコピーした診断情報を添えていただくと、調査がスムーズです。

最終更新: 2026-08-17 / 対象バージョン: v1.0.0

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