基本情報
| プラグインID | drive-folder-view |
| 対象バージョン | v1.0.0(配布中の最新版) |
| カテゴリ | 表示・見やすさ |
| 説明 | レコードに登録した Google ドライブのフォルダをそのまま埋め込み表示し、ファイルをその場から開けるようにします。 |
動作条件
| 対応環境 | kintone スタンダードコース(デスクトップ版UI)。最新版の Chrome / Edge を推奨します。Safari・Firefox・シークレット(プライベート)ウィンドウでは、第三者 Cookie の制限により非公開フォルダが枠内に表示されない場合があります(詳細は「動作仕様」参照)。モバイルアプリでは動作しません。 |
| 動作画面 | レコード詳細画面(フォルダの中身を表示)、レコード追加・編集画面(表示位置の案内のみ)。一覧画面には表示しません。 |
| 必要な準備 | フォームに「スペース」フィールドを配置し、要素IDを設定してください。表示するフォルダ URL を登録するフィールドとして、リンク(Web)または文字列(1行)フィールドが必要です。Google Cloud の設定・API キーは不要です。 |
| 閲覧者側の前提 | 閲覧者が、そのフォルダを見られる Google アカウントでブラウザにログインしていること(または、フォルダが「リンクを知っている全員」に共有されていること)。kintone のユーザーと Google のアカウントは無関係です。 |
設定項目リファレンス
プラグイン設定の全項目です。「項目」は設定データ(エクスポートファイルの config)のキーを表し、[] は配列の要素を意味します。設定画面での入力項目と1対1に対応します。この構造の正式な定義はJSON Schema(catalog.json の configSchema)として公開しています。
| 項目 | 型 | 必須 | 説明・制約 |
embeds | 配列 | 必須 | 埋め込み URL フィールドと表示先スペースの組。複数登録できる。埋め込みの高さはフォーム設定のスペースの高さに準じる(未設定なら 400px)。レコード詳細ではフォルダの中身を、登録・編集画面ではスペースと同じ大きさの枠に案内を表示する。 1件以上 |
embeds[].urlField | 文字列 | 必須 | フォルダ URL のフィールドコード リンク(Web)または文字列(1行)フィールド。Google ドライブのフォルダ URL を登録する。 1文字以上 |
embeds[].spaceId | 文字列 | 必須 | 表示先スペースの要素ID フォームに配置したスペースの要素ID。見つからない場合は何も表示しない。 1文字以上 |
embeds[].view | 文字列 | 任意 | 表示形式 list=ファイル一覧 / grid=サムネイル付きのグリッド。 値: list | grid |
embeds[].parentUrl | 文字列 | 任意 | 親フォルダ URL(任意) URL フィールドが空欄のときの案内に「親フォルダを開く」リンクとして表示する Google ドライブのフォルダ URL。利用者がフォルダを作る場所。 500文字以内 |
consent | オブジェクト | 必須 | データの送信先への同意 初回設定時に管理者が確認する。閲覧者のブラウザから Google へフォルダ ID が送られ、KINTAUROS には送られないことへの同意。accepted が true でない設定では実行画面は何も表示しない。 |
consent.accepted | 真偽値 | 必須 | 同意済み 固定値: true |
consent.acceptedAt | 文字列 | 必須 | 同意日時(ISO 8601) |
設定のポイント
- embeds(埋め込み)は「フォルダ URL のフィールド」と「表示先スペースの要素ID」の組で、複数登録できます。同じスペースを複数の埋め込みで指定した場合は縦に並びます。
- embeds[].urlField(フォルダ URL のフィールド)には、リンク(Web)または文字列(1行)フィールドを選びます。レコードにはフォルダの URL(https://drive.google.com/drive/folders/… の形)を登録します。
- embeds[].spaceId(表示先スペースの要素ID)は、フォーム設定で配置したスペースの要素IDです。設定画面ではフォームのスペースがプルダウン候補に出ます。埋め込みの高さは、フォーム設定でスペースに設定した高さに準じます(未設定なら 400px)。
- embeds[].view(表示形式)は list(ファイル一覧)または grid(サムネイル付きのグリッド)です。並び順や見た目は Google の埋め込みビューの仕様に従い、プラグイン側で変更できません。
- embeds[].parentUrl(親フォルダ URL・任意)を設定すると、URL フィールドが空欄のレコードで、案内文の下に「親フォルダを開く」リンクが表示されます。利用者が Google ドライブ側でフォルダを作る場所の URL を指定してください。フォルダ URL 以外を入力すると保存時にエラーになります。
- consent(データの送信先への同意)は、初回設定時に設定画面に表示される確認チェックです。閲覧者のブラウザから Google(drive.google.com)へフォルダ ID が送られること・KINTAUROS には送られないことを確認してチェックしないと保存できません。設定のインポートでも accepted が true でない設定は受け付けません。
動作仕様
- レコード詳細画面: URL フィールドの値からフォルダ ID を取り出し、スペースに「Google ドライブで開く」リンク(別タブ)と、Google の埋め込みビュー(iframe)を表示します。受け付ける URL は https://drive.google.com/drive/folders/<ID>、/drive/u/<n>/folders/<ID>、/drive/mobile/folders/<ID>、/folderview?id=<ID>、/open?id=<ID> の形です。共有ドライブ内のフォルダも同じ URL 形式のため同様に扱います。
- ファイルをクリックすると、Google ドライブの閲覧画面が別タブで開きます(kintone の画面は遷移しません)。サブフォルダは枠内で辿れます。表示内容(ファイル名・種類アイコン・最終更新・並び順)は Google の仕様に従います。
- URL フィールドが空欄のとき: 「(フィールドのラベル名)にフォルダのURLを登録すると内容を表示できます。」の案内を表示します。親フォルダ URL を設定していれば、その下に「親フォルダを開く」リンク(別タブ)が出ます。ラベル名はフォーム設定から取得するため、ラベルを変更すると案内文も追従します。
- URL フィールドの値が Google ドライブのフォルダ URL として解釈できないとき(単一ファイルの URL・Google ドキュメントの URL・他サイトの URL など): 「Google ドライブのフォルダ URL ではありません」と表示し、埋め込みは行いません。
- レコード追加・編集画面: スペースと同じ大きさの点線枠に「「(ラベル名)」に登録した Google ドライブのフォルダの内容が詳細ページに表示されます。」を表示します(フォルダの中身は表示しません)。URL フィールドが空欄で親フォルダ URL が設定されているときだけ「親フォルダを開く」リンクが出ます。編集中に URL を入力しても表示は変わらず、保存後の詳細画面で表示されます。
- 指定した要素IDのスペースがフォームに見つからない場合は何も表示せず、ブラウザのコンソールに警告を出します。
- アクセス権: プラグインはフォルダへの権限を一切持ちません。閲覧者のブラウザが、閲覧者自身の Google のログイン状態でフォルダを読み込むため、Google ドライブの共有設定がそのまま効きます。閲覧者にそのフォルダの閲覧権限がない場合、枠内にはログインやアクセス権を求める Google の表示が出ます。
- ブラウザによる違い: 埋め込みビューは、閲覧者のブラウザが Google の Cookie を第三者コンテキスト(kintone のページ内の iframe)で送るかどうかでログイン状態が決まります。Chrome / Edge の通常ウィンドウでは、Google にログイン済みなら非公開フォルダも表示されます。Safari では、非公開フォルダを表示する前に枠内で Cookie の許可(「Allow cookies」)を求める表示が出ます(許可して Google にログインすると表示されます)。Firefox やシークレット(プライベート)ウィンドウでは、枠内にログインを求める表示になる場合があります。いずれの場合も「Google ドライブで開く」リンクからは別タブで開けます。「リンクを知っている全員」に共有されたフォルダは、ログイン不要のためどのブラウザでも表示されます。
- 外部通信: 表示のために、閲覧者のブラウザから Google(drive.google.com)へフォルダ ID のみが送られます。KINTAUROSのサーバーには何も送られません。iframe は referrerpolicy="no-referrer" で読み込むため、kintone のドメイン名やアプリの URL も Google に渡りません。KINTAUROSへの通信はライセンス確認(kintone ドメイン名・プラグインID・バージョンのみ)です。
- 免責: 本プラグインは、Google が公式に文書化していない埋め込み表示ページ(embeddedfolderview)を利用しています。Google 側の仕様変更により、予告なく表示できなくなる可能性があります。その場合は代替方式への移行を検討しますが、保証はいたしません。
制限事項・既知の仕様
- モバイルアプリの画面・レコード一覧画面では動作しません(デスクトップ版UIの詳細・追加・編集画面のみ)。
- 表示できるのは Google ドライブのフォルダ URL のみです。単一ファイルの URL(/file/d/…)や Google ドキュメント・スプレッドシート・スライドの URL は表示できません。
- 表示内容(ファイル名・種類・最終更新・並び順・見た目)は Google の埋め込みビューの仕様に従い、プラグイン側では変更・絞り込みできません。選べるのは表示形式(リスト / グリッド)のみです。
- kintone 上からフォルダやファイルを作成・アップロードすることはできません。フォルダは Google ドライブ側で作成し、URL をレコードに登録してください(「親フォルダを開く」リンクはそのための導線です)。
- 閲覧者がそのフォルダを見られる Google アカウントでブラウザにログインしていない場合、非公開フォルダは表示されません。Safari・Firefox・シークレット(プライベート)ウィンドウでは、Google にログイン済みでも第三者 Cookie の制限により枠内に表示されない場合があります(「Google ドライブで開く」から別タブで開けます)。
- Google Workspace の管理者が組織外への共有やリンク共有を制限している場合、その組織のフォルダは閲覧者全員に Google のログインが必要になります(プラグインの制限ではなく Google 側の設定です)。
- Google が公式に文書化していない埋め込みページを利用しているため、Google 側の仕様変更で予告なく表示できなくなる可能性があります。
設定のインポート / エクスポート
プラグイン設定画面の上部にある「設定のインポート / エクスポート」から、現在の設定をJSONファイルとして書き出し(エクスポート)、別のアプリで読み込み(インポート)できます。検証用アプリから本番アプリへの設定コピーや、バックアップ・復元にご利用ください。
- インポートは取り込む内容の差分を確認してから「設定画面に反映」し、最後に「保存」を押して確定します(反映しただけでは保存されません)。
- 読み込んだファイルはブラウザ内で処理され、KINTAUROSのサーバーには送信されません。
- 別のアプリの設定を取り込んだ場合、このアプリに存在しないフィールドは警告として一覧表示されるので、反映後に該当箇所を選び直してください。
エクスポートファイルは次の形式(封筒形式)です。config の中身が設定本体で、その構造は上の設定項目リファレンスのとおりです。
{
"kintauros": "config/v1",
"plugin": "<プラグインID>",
"pluginName": "<プラグイン名>",
"pluginVersion": "<バージョン>",
"exportedAt": "<書き出し日時(ISO 8601)>",
"sourceApp": "<書き出し元アプリID>",
"config": { ... 設定本体 ... }
}
AIエージェント向け: ブラウザコンソールAPI
各プラグインは共通ランタイム window.KINTAUROS を搭載しており、ブラウザの開発者コンソールから設定の読み取り・検証・保存ができます。設定の保存(save: true)はkintoneの制約上、プラグイン設定画面でのみ成功します。
KINTAUROS.config.plugins() // このページのKINTAUROSプラグインID一覧
KINTAUROS.config.describeAll() // 同居プラグインすべての設定サマリ
KINTAUROS.config.of('<プラグインID>').schema() // 設定のJSON Schema
KINTAUROS.config.of('<プラグインID>').export() // 現在の設定(封筒つき)
KINTAUROS.config.of('<プラグインID>').validate(x) // 保存せず検証
KINTAUROS.config.of('<プラグインID>').diff(x) // 現在の設定との差分
await KINTAUROS.config.of('<プラグインID>').import(x, { save: true }) // 検証して保存(設定画面のみ)
登録が1件だけのページでは of(...) を省略できます(例: KINTAUROS.config.export())。
トラブルシューティング
- 枠内に「Sign in to your Google Account」(ログイン)や「Allow cookies」(Cookie の許可)と表示される
- 閲覧者のブラウザが、そのフォルダを見られる Google アカウントでログインしていないか、ブラウザが Google の Cookie を kintone のページ内で使えない状態です。(1) 同じブラウザで Google(drive.google.com)にログインしてからレコードを開き直してください。(2) Safari では枠内の「Allow cookies」を許可して Google にログインすると表示されます。Firefox・シークレット(プライベート)ウィンドウで表示されない場合は、Chrome または Edge の通常ウィンドウで開くか、枠の上の「Google ドライブで開く」から別タブで開いてください。(3) フォルダの共有設定を確認してください。誰でも見られるようにするには、Google ドライブ側でフォルダを「リンクを知っている全員」に共有します。
- 枠内に「アクセス権が必要です」のような表示が出る / 何も表示されない
- ログインしている Google アカウントに、そのフォルダの閲覧権限がありません。フォルダの所有者に共有を依頼するか、権限のあるアカウントでログインし直してください。Google Workspace の管理者ポリシーで組織外共有が制限されている場合もあります。
- 「Google ドライブのフォルダ URL ではありません」と表示される
- URL フィールドの値がフォルダの URL ではありません。Google ドライブでフォルダを開いたときのアドレス(https://drive.google.com/drive/folders/… の形)をコピーして登録してください。単一ファイルや Google ドキュメントの URL は表示できません。
- 詳細画面に何も表示されない(案内文も出ない)
- 設定した要素IDのスペースがフォームに見つからない状態です。フォーム設定でスペースの要素IDを確認し、プラグイン設定画面の「表示先スペース」を選び直して保存し、アプリを更新してください。ブラウザのコンソールに警告が出ます。
- 編集画面で URL を入力しても、フォルダの中身が表示されない
- 仕様です。追加・編集画面では表示位置の案内だけを表示し、フォルダの中身はレコードを保存した後の詳細画面に表示されます。
- 以前は表示されていたのに、急に表示されなくなった
- まずフォルダの共有設定と Google のログイン状態、ブラウザ(Safari・Firefox・シークレット)をご確認ください。それでも表示されない場合、Google 側の埋め込み表示ページの仕様変更の可能性があります。お問い合わせフォームから、ブラウザ名と設定画面の「サポート用情報をコピー」の内容を添えてご連絡ください。
- E001: 設定されたフィールドが見つかりません
- 設定後に URL フィールドが削除・変更された状態です。プラグイン設定画面を開き、現在のフォームに合わせてフィールドを選び直して保存してください。
エラーコードと診断情報
ドライブフォルダ埋め込みを含むKINTAUROSプラグインは、エラー発生時にブラウザのコンソールへ統一形式のログを出力します。人間向けの1行に続けて、機械可読なJSON(code / plugin / version / appId / message / doc)を出力し、doc には該当エラーの解説ページのURLが入ります。
[KINTAUROS <プラグインID>@<バージョン>] E001: 設定されたフィールドが見つかりません: ...
{"kintauros":{"code":"E001","plugin":"...","version":"...","appId":"...","message":"...","doc":"https://kintauros.com/docs/errors/E001"}}
各エラーコードの意味と対処はエラーコード一覧を参照してください。また、プラグイン設定画面の「サポート用情報をコピー」から、環境・バージョン・ライセンス状態・直近のエラーを含む診断情報をコピーできます(レコードの内容や個人情報は含まれません)。お問い合わせの際はこの情報を添えてください。
ライセンスについて
- 初回利用時は、プラグイン設定画面の「利用開始」ボタンから60日間の無料トライアルを開始できます(カード登録不要)。
- トライアル・契約の期限が切れるとプラグインの動作は停止し、画面に案内が表示されます。料金プランから契約すると同じ設定のまま再開できます。
- ライセンス確認のための外部通信で送信されるのは、kintoneドメイン名・プラグインID・バージョンのみです。レコードの内容や個人情報が外部に送信されることはありません。
- ライセンスサーバーに一時的に接続できない場合も、プラグインは一定期間動作を継続する設計です。
サポート
解決しない場合はお問い合わせからご連絡ください。その際、プラグイン設定画面の「サポート用情報をコピー」でコピーした診断情報を添えていただくと、調査がスムーズです。
最終更新: 2026-09-19 / 対象バージョン: v1.0.0